エデンより彼方に
『エデンより彼方に』(Far from Heaven) は、「NY批評家協会賞」で監督賞を受賞したトッド・へインズ監督の作品です。主演はジュリアン・ムーア、デニス・クエイド、デニス・ヘイスバートなどで、ジュリアン・ムーアはこの作品で「ヴェネチア国際映画祭」の女優賞を受賞し、デニス・クエイドは「NY批評家協会賞」で助演男優賞を受賞しました。1950年代のアメリカ東部を舞台に、一流企業の重役に就く夫とかわいい2人の娘がいる主婦の物語で、家族のために尽くす主婦の鏡のような女性でしたが、ある日、オフィスで夫の見てはならない姿を見てしまい夫がゲイであることを知ってしまった彼女は、一気に平常心でいられなくなってしまうところから物語りは始まります。そして夫は彼女の元を去って行き、悲しみに暮れていた時に庭師の黒人男性が、彼女に気遣ってくれたため次第に2人は惹かれあっていくのですが、黒人に対する人種差別や偏見がごく普通にあった時代だったため、周囲から厳しいまなざしで見られるようになってしまうのでした。